海外旅行保険の選び方

海外と日本のテロ対策と海外旅行保険の補償

海外では、テロが数多く発生しており、ニュースで目にする機会も多いですよね。

テロとは、政治的な目的を達成するために暴力や脅迫行為を用いることを指し、テロがいつどこで起こるか分からない状態です。海外へ渡航される際にも、テロに巻き込まれてしまう可能性がゼロではありません。そのためにも、テロに巻き込まれてしまった時の対処法やテロに巻き込まれないようにする術を覚えておきましょう。

■もくじ(ページ内リンク)

テロの現状

テロが起きた時にはどうしたらいいか

海外旅行保険は、テロに巻き込まれた時、補償はされるのか

日本でテロが起きる可能性

外務省が提示する日本のテロ対策

テロの現状

世界的に頻発しているテロは、テロリストの組織が行なっている場合もありますが、過激化した個人が1人で行う場合もあります。インターネットの普及から、どこにいても様々な思想を入手できる状況であり、いつどこで誰がテロリストになりうるか分からないのが現状です。

外務省ではテロの特徴と対処方法をまとめており、無差別テロの特徴として駅や空港、宗教施設、観光地などが狙われやすく、時間帯も通勤ラッシュ時など人が多い時間や場所が狙われやすいとされています。テロの危険性が高い国は、外務省の海外安全ホームページで確認することができます。海外へ渡航される際は事前に確認し、危険性の高い地域にはなるべく近づかないようにしましょう。

テロが起きた時にはどうしたらいいか

旅行先でテロに巻き込まれた時には、まず自分の身の安全を確保することが大切です。海外で人だかりができていたり、騒ぎになっていたりする場合には、テロの可能性が考えられます。また、テロでなかったとしても危険ですので野次馬として様子を伺うことは避け、なるべく迅速にその場を立ち去ることが望ましいです。

人が多く集まる場所では、いつテロが発生してもおかしくないと考え、建物の中では、出入り口や非常口の位置を確認しておき、逃げ道を確保できるように心がけることが大切です。化学兵器を使ったテロの場合は、煙を吸っただけで死に至ることもありますので、煙があると感じたらすぐにハンカチなどで口を押さえ、逃げることに徹する必要があります。

また、銃を乱射する音や爆発物の音がしたら、爆風で怪我をすることを避けるために、なるべく頭を低くして、逃げます。口を少し開けておくと、爆音で肺や鼓膜が破れるのを防ぐことができると言われています。テロが起きた場所から逃げることが難しいと思った場合は、携帯など音の出るものの電源を切り、コンクリートの壁や柱の陰に隠れます。木製のものや車の扉などは、銃弾が貫通してしまう可能性があるため、身を隠すのには適しません。隠れる場所がない場合には、身を伏せてなるべく目立たないようにすることが大切です。

海外では、宗教理念に触れるとしてテロのターゲットにされてしまうこともあるため、目立った洋服や文字が書かれた洋服は避けることが望ましいです。また、ジュエリーや高級ブランドのバッグなどを身につけていると、スリに合いやすくなりますので、過度なおしゃれにならないよう気をつけましょう。

海外旅行保険は、テロに巻き込まれた時、補償はされるのか

万一テロに巻き込まれて負傷してしまったとき、治療の費用などが補償されるのか不安ですよね。

戦争、外国の武力行使、革命、内乱、その他これらに類似する事変は保険金のお支払い対象になりませんが、テロ行為によって被害を受けた場合は補償の対象になる旨が明記されている保険会社も多くあります。明確に記載されていない保険会社もありますので、ご心配な方は一度お問い合わせください。

その他にも保険会社によってはテロ等対応費用という補償を付帯することができます。テロ等対応費用では、テロが原因で帰国時搭乗する予定だった航空機に乗ることができなかった場合、負担した交通費、ホテル等客室料、国際電話代金などの通信料などが補償されます。補償金額の上限は保険会社によって異なります。

また、テロの危険性が高いとされている地域へ行く場合、通常の海外旅行保険に加入できないこともありますので、危険性の高い地域への渡航は注意が必要です。

海外旅行保険をご検討の方は海外旅行保険比較サイト「i保険」をご覧ください。

日本でテロが起きる可能性

日本は世界的に見ても、治安が良い国とされています。今まであまりテロが起こったこともないため、国民のテロに関する意識が低いとも言えます。

米軍基地などが標的になりやすいと考えられていますが、外国人観光客が増加していることもあり、日本の観光施設や人が集まりやすい場所などがいつテロの標的になってもおかしくはありません。日本のテロ対策は世界的に見ると希薄だと思われがちですが、日本の警察は地域密着型の情報網を持ち、団体でデモ行為をすることなどを制限し、テロ防止に努めています。

外務省が提示する日本のテロ対策

外務省は、国民向けにテロの特徴と対処法について発表しています。日本は電車や地下鉄などの公共交通機関が発達しているため、密閉空間での爆弾テロなどの危険性が高いとされています。密閉空間で爆弾が爆発した場合、少量の爆弾でも大きな殺傷効果がある他、避難者の将棋倒しによる負傷も考えられます。一度爆発が起こると、二度目の爆発も起こる可能性があるため、カバンなどで頭部を守り、姿勢を低くして、その場から離れる必要があります。

また、安全な場所に逃げてから、自分の身に負傷はないか確認し、警察に通報することで、被害を最小限に抑えることができると言われています。

今後、海外から日本への旅行者や日本から海外へ旅行へ行く人々が正しい知識を持ち、安心・安全な海外旅行を楽しむためにも、各国のテロに対する対策が重要であると言えます。

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この記事を書いた人

伊藤菜央(株式会社アイ・エフ・クリエイト 保険コンサルタント) 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)