海外旅行保険の選び方

【海外旅行保険】加入できないケースについて

旅行の際「この国へ行ったら必ずここへ行こう」や「絶対にあのレジャーをしたい」など計画を考えるのってすごく楽しいですよね。

できれば楽しいことだけを考えていたいですが、海外旅行の場合は事前に確認しておくべきことや、準備をしておかないと万一の時にご自身が大きな負担を背負ってしまいます。

そういったときに、海外旅行保険へ加入しておくと安心ですよね。海外へ渡航中に病気やケガ、荷物の紛失など何らかの事故に遭遇した場合、費用を補償してくれるとても心強い保険です。

事前に渡航する地域のことを調べ、きちんとした知識を持って海外旅行をより楽しみましょう。

■もくじ(ページ内リンク)

海外旅行保険とは

なぜ加入できないケースがあるのか

リスクが高いのはどういうケース?

海外旅行保険に加入するには

海外旅行保険とは

「海外へ渡航する際は海外旅行保険へ加入しましょう」というのは海外旅行を計画されている方でしたら一度は聞いたことがあると思います。

保険というと、なにやら難しく感じて敬遠されてしまう方も多いのではないでしょうか。

海外旅行保険とは、渡航中に何らかの事故に巻き込まれてしまったときの損失を補うために加入する、いわば万一の時に備えるためのお守りです。

渡航する国によっては、海外旅行保険への加入が義務付けられている場合もあります。ご自身の渡航する国や渡航目的に合った保険を検討して、リスクへの対応ができるように備えておくことが大切です。

なぜ加入できないケースがあるのか

海外旅行保険も「保険」なので、加入できない場合があります。保険契約を結ぶ際、記入した告知義務の内容によって、リスクが高いかどうかが判断されます。

加入を希望する方のリスクが高い場合、保険会社から見ると保険金を支払う可能性がそれだけ高くなります。

保険は相互扶助のしくみで成り立っていますので、なるべく契約されている方のリスクを同じレベルにしなくてはなりません。これは、大勢の人が少しずつ「保険料」を出し合って、万一の時は集まったお金から「保険金」を出すという助け合いの精神で作られたしくみです。このしくみによって、一人が負担する保険料は少なく、万一の時は集まってきたお金で備えることができるのです。

大勢で万一に備えるのであれば、一人ひとりのリスクが同じでないと不公平ですよね。

そこで、告知義務によってリスクが高いと判断された方は加入できない場合があったり、予め危険と分かっていることをする際には保険料が高くなったりするのです。

リスクが高いのはどういうケース?

健康に問題がある場合

海外旅行保険のメインは、身体にかける補償です。つまり、病気やケガでお医者さまの治療を受けたときの費用や、死亡してしまったときの費用ですね。

このことからも分かるとおり「健康上のリスクが高い」と判断されると、保険加入を断られてしまうケースや、補償される金額の上限を下げないと契約できない場合があります。

医師の指示で薬を服用している方や、病気やケガの治療をしている方は契約できない可能性があります。審査基準は保険会社によって異なりますので、該当される方は一度ご相談されることをオススメします。

なお、インターネット上での契約は便利ですが、健康上の問題がある方が加入できる保険会社は一部のみとなっています。

なお、風邪やアトピーなどは健康上に問題があるケースには該当しません。ただし、渡航前に発症している傷病の治療を海外で行っても、ほとんどの場合治療費用は出ません。

旅行中に危険なスポーツやレジャーをされる場合

海外旅行のアクティビティはとても人気があり、チャレンジするにはちょうど良い機会ですよね。しかし、危険性の高いスポーツなどを行う場合は、リスクが高いと判断されてしまいます。割増料金を支払って加入するか、場合によっては加入自体を断られてしまう可能性がありますので、注意が必要です。

主に、登山用具が必要になる山岳登はんや、スカイダイビング、航空機の操縦などは危険と判断されるケースが多いです。

判断基準は保険会社によって異なりますので、決して自己判断せず、一度保険会社か取り扱い代理店へ確認しましょう。

出張先で危険な職務を行う方

先ほど記載した危険なスポーツ、レジャーにもかかってきますが、出張や海外駐在の際に加入する海外旅行保険では、職務内容次第では加入ができなかったり、割増料金を支払って加入したりする場合があります。比較的事故に遭いやすい危険な職に就いている方が対象となります。

例えば、プロボクサーやプロレスラー、モーターボート、自動車競走選手などは危険と判断されるケースが多く、加入自体できない保険会社もあります。

判断基準は保険会社によって異なりますので、一度保険会社か取り扱い代理店へ確認しましょう。

渡航目的が居住の方

海外旅行保険は「旅行を目的としてご自宅を出発し、ご自宅に帰るまでを補償する」保険です。つまり、国際結婚や現地の企業に就職するなど、居住を目的としている場合は海外旅行保険に加入することができません。

居住を目的として渡航される場合は、現地の保険に加入するなどの方法を取っていただく必要があります。

戦争や内乱などの危険地域へ渡航される場合

上記のような政治的に不安定な地域へ渡航される場合は、海外旅行保険への加入はできません。万一危険地域ではない所で戦争や内乱、外国武力行使などにより、ケガを負ってしまっても補償の対象にはなりません。

また、近年増えてきているテロ行為についてですが、「テロ」は戦争とは異なりますので、ご自身がテロ行為によって損害を受けてしまった場合、補償対象となっています。

海外旅行保険への加入ができない場合をご紹介して参りましたが、海外旅行保険は偶然の事故による損害を補償するものです。ご自身を守るためにも事前に、外務省ホームページなどをチェックして渡航先の地域情勢を確認しておきましょう。

海外旅行保険に加入するには

海外旅行保険への加入方法はいくつかあります。

オンラインでの決済が可能な場合は、インターネット上での契約をオススメいたします。出発当日まで契約ができ、インターネット割引などが適用になる保険会社もあるため、書面での契約に比べて安く契約できるケースが多いです。

海外旅行保険への加入をお急ぎの方海外旅行保険比較サイト「i保険」短期渡航ページをご覧ください。

ただし、上記で記載したように持病をお持ちの方や危険なスポーツなどを行う予定のある方は、インターネット契約ができない保険会社もあります。書面での契約であれば加入できる場合があります。

また、書面での契約は郵送などの日数もあるため、1週間から10日程度かかります。保険は後回しになりがちですが、何かあった時に最も必要となります。海外へ渡航される際は、余裕を持って準備することをオススメいたします。

海外旅行保険への加入を検討されている方は海外旅行保険比較サイト「i保険」をご覧ください。

もしもの時、海外旅行保険へ加入しておくと、医療費用の心配をせずに治療に専念できたり、24時間日本語対応のサービスを受けることができたりします。

ご自身の安心と楽しい旅行のために、ぜひ渡航する前に海外旅行保険へ加入しましょう。

お電話で海外旅行保険の資料請求・お問い合わせはこちら【通話無料】募集代理店:アイ・エフ・クリエイト0120-207-207【受付時間】9:30~18:00(日曜、祝日は除く)

この記事を書いた人

伊藤菜央(株式会社アイ・エフ・クリエイト 保険コンサルタント) 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)