フランス留学で語学学校を探す場合

フランスは文化はとても豊かですので、日本でもお店の名前や食品、料理の名前などフランス語に触れる機会は多くありますよね。華やかなイメージのあるフランスに憧れを抱く方も多いのではないでしょうか。日本国内にはフランス語の語学学校が充実しており、大学でもフランス語の専門コースを備えていたり、語学の選択授業でフランス語を履修できたりする大学が多数あります。しかし、現地で実際に使われているフランス語に接するというのは、また違った魅力がありますよね。そこで考えたいのがフランスへの語学留学です。

■もくじ(ページ内リンク)

語学学校の種類

(1)<大学付属(主に公立大学付属)の語学学校

(2)<私立の語学学校

語学学校の探し方

日本の語学学校を通じて語学学校や留学プログラムを探す

留学斡旋会社を通じて語学学校や留学プログラムを探す

現地の語学学校のサイトから探す

 

語学学校の種類

まず、フランスの語学学校には、一般的に大きく分けて2種類の語学学校があることを知っておきましょう。

(1)大学付属(主に公立大学付属)の語学学校

(2)私立の語学学校

(1)<大学付属(主に公立大学付属)の語学学校

フランスの公立大学(Université)には、大学内に外国人留学生向けにフランス語を教える機関が設置されていることが多くあります。交換留学などの学生や、語学留学を志望する学生も受け入れています。パリのソルボンヌ大学付属の語学学校は有名ですが、北はストラスブール、南はモンペリエ、エクス・アン・プロヴァンスの大学など、さまざまな特徴ある語学学校がフランス国内各地の大学に存在しています。

メリット

■語学学校終了後、継続して同じ大学で留学を希望する場合、入学に必要な語学の証明書を取得できる

つまり、DELF/DALFなどの合格によって得られる語学資格と、同等のものを取得できる可能性があるのです。

あくまで通年、または最低半期の正規授業(学生ビザを取得する際に必要な授業時間、および登録期間を有しているコース)の受講が必要です。また他の大学への留学を希望している場合は、その証明書で受け入れてもらえるかを確認する必要があります。

■登録料が安い

私立の語学学校に比べて、大学付属の語学学校の登録料は一般的に安く設定されています。登録料は私立に比べて安くても、授業はバリエーションに富んでいます。語学学校によってはフランスの文化や芸術、政治などいくつかのテーマに沿った、特色あるフランス語の授業を受講することもできます。

登録する留学生の目的は様々ですので、各学生のレベルに応じたクラスも充実しています。もちろん、DELF・DALFまたはTCFといったフランス語試験への準備もできます。語学留学を検討する際には、ご自身の希望に合った語学学校がないか一度調べてみてください。

(2)<私立の語学学校

日本において、大学や特定の専門学校以外の教育機関でフランス語を本格的に学習しようとした場合、多くは民間の語学学校で学ぶことになるかと思います。日本にもたくさんの語学学校がありますが、現地で実際にその土地の言語に触れることで、語学力は格段に上達します。

大学付属の学校に比べ、私立は費用が高めですが、私立ならではの利点があります。語学留学を検討する場合に候補に入れない手はありません。

メリット

■学校の数が豊富

学校の規模はそれぞれですが、選択肢が多いので、ご自身に合った語学学校を見つけやすいと言えるでしょう。

■授業開始時期なども融通が利く

留学生の事情や希望に応じて、授業の選択や登録できる時期などを柔軟に受け入れてもらえる可能性が高いです。

■1クラスの人数が決まっている

クラスの人員が決まっているため、少人数でフランス語を学ぶことができます。私立の語学学校の場合、会話力をアップさせるなどの実践的な授業が多いように見受けられます。実践的な会話力を身に付けたいときは、少人数で教えてもらえて、たくさん話せる環境というのは惹かれますよね。

様々な語学学校と比較しながら、語学留学を充実させるために最適な学校を探してみましょう。

語学学校の探し方

フランスへの語学留学に当たって、どのように学校を探せば良いのか、気になるところですよね。ここではいくつかのホームページなどを紹介しつつ、探し方をお伝えしていきます。

日本の語学学校を通じて語学学校や留学プログラムを探す

日本国内にあるフランス語の語学学校には、独自で留学プランを提供しているところや、語学学校の紹介を行なっている学校もあります。日本の語学学校へ在籍している方は、ご自身が在籍している学校へ直接相談するのも一つの方法です。

また、特に語学学校に通っていない方でも、インターネットで情報を収集し問い合わせをすることは可能です。フランス語での問い合わせに不安がある方でも、日本語で対応してもらえる点は魅力的。学校探しの取り掛かりに、まずは一度調べてみてはいかがでしょうか。

<参考サイト例>

http://www.institutfrancais.jp/ryugaku/ (アンスティチュ・フランセ日本 東京/京都)

フランス提携校との語学留学プログラムの提供から、語学留学の手続き代行サポートなども受けられます。DELF・DALFなどの公式試験会場にもなっており、日本にあるフランス語学学校の中心の一つと言えます。

http://www.nouvelle-ecole.com/index.html (Nouvelle écoleヌーベル・エコール)

東京都飯田橋にある外国語学校であり、大使館指定の質の高い翻訳業務なども行っています。留学に関しても、フランス国内に提携先の語学学校があり、そちらへの紹介など留学サポートに実績があります。

留学斡旋会社を通じて語学学校や留学プログラムを探す

日本国内には語学学校の他に、フランス留学の斡旋や留学サポートを専門に行っている会社があります。日本語での相談が可能で、はじめて留学をされる方など、不安がある方には大きな安心感を得られることでしょう。

留学斡旋会社の多くは、入学手続きやビザ申請の代行も行なっていますので、フランスへ留学を検討する際は、各社のホームページをご覧になるのもおすすめです。ただし、ビザ申請の際は、在日フランス大使館へ必ずご本人が直接申請に行かなければなりません。

<参考サイト例>

http://www.efjapan.co.jp/ils/destinations/france/ (EFジャパン)

パリとニースにおける語学留学プログラムを持ち、短期・長期共に対応可能。無料の資料請求ができます。

https://affinity-france.jp (フランス留学のアフィニティ)

私立の提携校から大学付属の語学学校、さらにはサイト上に載っていない学校の手配まで相談できます。渡航準備や現地の生活情報等も充実。カウンセラーによる無料相談も受けられます。

現地の語学学校のサイトから探す

現地の語学学校のサイトへ直接アクセスする方法もあります。日本語のサイトではありませんがフランスの語学学校を検索できるサイトがあります。

ある程度フランス語が分かる方には現地のサイトを参照するのも、一つの方法です。

<参考サイト例>

http://www.qualitefle.fr/rechercher-un-centre (Quarité fle  フランス外務省提供の語学学校検索サイト)

http://www.fle.fr(FLE.fr)

インターネットで情報を得ることも大切ですが、留学説明会やセミナーなどに出席して、情報を収集することもおすすめです。ご自身の目的を明確にして、ご希望に沿う学校やプログラムを見つけましょう。