フランスワーキングホリデーに必要な準備一覧

ワーキングホリデービザ申請のために必要な書類を全て揃えたら、在日フランス大使館へ直接書類を提出することになります。

こちらの記事では、ビザ申請時に必要な手順や、フランスでの住居や語学学校の探し方、フランスの医療保険制度などについてご紹介いたします。

※2017年10月現在の情報です

■もくじ(ページ内リンク)

ビザ申請の予約を取る

ビザ申請手続完了後

フランスでの住居の探し方

語学学校を探す

航空券の手配

荷物を送る

海外旅行保険を選ぶ

ビザ申請の予約を取る

ビザの申請は、在日フランス大使館のビザセクションに、申請したい日のアポイントを取る必要があります。

フランスのワーキングホリデービザ取得のためには、在日フランス大使館ビザセクションにて必要書類の提出が求められます。書類の提出は、郵送ではなく、申請者ご自身が訪問して直接提出しなくてはなりません。

ビザ取得までの主な流れは下記の通りになります。

  • 必要書類の準備
  • 在日フランス大使館へ申請日のアポイントを取る
  • アポイント日に書類提出
  • ビザ取得

提出に必要な書類を準備したら、在日フランス大使館公式ホームページ内から申請日の予約を取りましょう。

ちなみに、こちらのビザ申請予約は、必要書類の準備と並行して行うことが可能です。申請は渡航の3ヶ月前から可能ですので、準備状況や出発希望日に合わせて、都合の良い時間にビザ申請ができるよう手続きを進めていきましょう。

申請日のアポイントの取り方は、当サイト別記事内ビザ申請の予約を取るにて詳細やビザ申請予約時の注意点をご確認いただけます。

※詳しい手続きの仕方や注意点など、細かい点が変更になることがよくあります。以下にまとめる内容とともに、必ずホームページをご確認ください。

http://www.ambafrance-jp.org/-Japonais-(在日フランス大使館公式ホームページ)

また、出国日近くに申請した場合、ビザの発給が入国予定日後になってしまう可能性がありますので、早めに予約を取りましょう。

ビザ申請手続完了後

在日フランス大使館にて必要書類全てが受領されると、「申請証明チケット」を受け取れます。受け取ったチケットは、パスポート受領時に必要となりますので、失くさないよう保管してください。

ワーキングホリデービザの発給審査は、約1週間から10日とされています(※)。ただし、郵送によるパスポート返却期間は含まれていませんので、郵送希望の方はご注意ください。

ビザ発給審査の進捗状況は、在日フランス大使館ホームページにて確認できます。大使館へ来館してパスポートを受領する場合には、こちらでビザ発給可否を確認の上で来館しましょう。

http://www.ambafrance-jp.org/-rubrique1598-(ビザ申請手続/在日フランス大使館ホームページ)

※2017年10月現在

フランスでの住居の探し方

ビザ申請と並行して、渡仏の準備を進める必要があります。

1年間の長期滞在となるワーキングホリデーですが、期間中にフランス各地を訪問する予定の方や、フランス国内の滞在地域を変更される予定の方など、計画はさまざまかと思います。ご自身の滞在計画に合わせて、居住する方法を検討しましょう。

ワーキングホリデーで選択できる住居の種類は、大きく分けて3つ考えられます。下記にリンクを貼りますので、参考としてご覧いただけると幸いです。

・賃貸住宅(アパートやステュディオなど)

日本で部屋を借りる時と同じ方法ですね。1年間同じ地域に滞在する場合、賃貸住宅を利用される方が多くいらっしゃいます。不動産会社で部屋を借りる方法や、大家さんから直接借りる方法があります。一人暮らしの良さを感じられますが、フランス語の理解力が必要となります。

詳細は当サイト別記事内不動産会社を通じて部屋を探す・借りるをご覧ください。

・一般住宅(ホームステイ)

国外からの滞在者を受け入れている個人宅がフランスには多くあります。早くフランスの生活に慣れたいという方にはホームステイがおすすめです。ただし、受け入れ先によって、環境は大きく変わりますので、事前情報をもとにしっかりと検討しましょう。詳細は当サイト別記事内ホームステイをするをご覧ください。

・ホテル(アパートメントホテルやユースホステルなども含めて)

一箇所に留まらず、フランス国内のいろいろな地域を訪問したいという方は、ホテルなどで部屋を借りる方法もあります。

華やかな印象のあるフランスですが、スリや強盗などの犯罪が多いことでも知られています。料金が安くても、治安の良くない地域のホテルには泊まらないなど、自衛することが大切です。

語学学校を探す

ワーキングホリデービザは自由度が高いため、ワーキングホリデーで渡航される方の大半は、語学学校などでフランス語を学んでいます。

フランスには、大学付属(主に公立大学付属)の語学学校や私立の語学学校があります。当サイト別記事内フランス留学で語学学校を探す場合にてそれぞれのメリットを説明していますので、学校を選ぶ際の参考としてご覧ください。

フランスへ渡航しても、語学力が上達しなかったという声もよく聞きます。フランスの語学学校へ通っても、日本人同士で集まっていると、なかなか上達しません。積極的にフランス語を実践することが上達への近道ですね。

航空券の手配

長期間渡航する際、帰国日が決まっていないという方も多いのではないでしょうか。

航空券を用意する方法をいくつかご紹介しています。詳細は当サイト別記事内航空券の手配をするをご覧ください。

 荷物を送る

海外で長期間生活される場合、荷物はかなり多くなってしまいますよね。必要最低限の手荷物を持参して、現地に荷物を送ってしまう方法があります。また、いずれ帰国することを考えると、あまり荷物を増やさずに必要なものは現地で調達することも考えましょう。詳細は当サイト別記事内荷物を送るをご覧ください。

フランスの医療保険制度について

フランスの公的医療保険は国民皆保険制度を採っており、フランスに3ヶ月を越える滞在をされる場合は、公的医療保険に加入することができます。フランスの基礎医療保険に加入すると、総医療費の3割負担で済みます。

長期間フランスへ滞在される予定の方は、フランスの公的医療保険制度についてから仕組みや制度などをご紹介していますので、ご覧ください。

また、ワーキングホリデーにて渡航される方が対象となる医療保険は、当サイト別記事内医療保険制度における職域ごとの基礎医療保険PUMA(基礎CMU)にてご確認いただけます。

フランスでは、基礎医療保険の他に任意でMutuelleやCMU complémentaire (補足CMU)という医療保険へ加入することができます。補足CMUなどに加入することで、2階式の構造となり、基礎医療保険では賄いきれない医療費がカバーされます。加入条件なども設定されており、当サイト別記事内CMU complémentaire (補足CMU)にて内容をご紹介しています。

なお、Mutuelleについてですが、2016年からLes contrats ‘’responsables et solidaires’’(略称CR:“責任と連帯”協定)が、新たな法律のもと改定、発効され、労働者を対象として、さらに細かく分類されることとなりました。

労働者はいくつかの例外事項を除き、全員が会社指定の「Mutuelle CR」へ加入することを義務付けています。さらに保障を追加したい方は、CR optionを選択することができます。

Mutuelle CRは基本的に、Sécurité sociale(基礎医療保険)で保障される医療行為が対象となっており、具体的な保障内容は各社で若干異なります。詳細は雇用主に確認をしてください。

Mutuelle CRの保険料は、月額25ユーロ前後から50ユーロ前後が一般的のようです。年齢によって上昇していく形が多いとされています。また、optionに関しては、プラン内容により異なります。ワーキングホリデービザで渡航される方は、海外旅行保険へ加入しているため、option追加は不要かと思われます。

海外旅行保険を選ぶ

ワーキングホリデービザで渡航される場合は、フランス入国日から1年間有効な海外旅行保険に加入することが義務づけられています。

フランスでの滞在費用を圧迫しないためにも、保険料はなるべく抑えておきたいですよね。【フランス留学】医療事情から考える海外旅行保険の選び方では、フランスの医療事情を踏まえて、海外旅行保険検討の目安をご紹介しています。一つの参考として、お役立ていただけると幸いです。