フランス留学の際の航空券手配と現地へ荷物を送る方法

さまざまな行政の手続きを終えると、次はいよいよ出発するための手配の段階になりますね。日本からフランスへ渡航される場合、ほとんどの方が航空機を使うのではないでしょうか。渡航時に持っていける荷物は限られていますよね。今回は留学準備の一つとして「航空券の手配」と「荷物を送る方法」について、触れさせていただきます。

航空券の手配をする

FIX航空券とOPEN航空券

荷物を送る

航空券の手配をする

長期留学をされる場合、すでに帰国日まで決まっているという方は少ないのではないでしょうか。そういったときの航空券はどのように手配したら良いのか迷ってしまいますよね。

航空券には片道航空券と往復航空券があります。長期留学の場合は先の予定が分からないため、片道航空券を購入するという方も多くいらっしゃいます。しかし、片道航空券は往復航空券と比べると、割高に設定されていることもあります。

FIX航空券とOPEN航空券

往復航空券を購入される場合、FIX航空券とOPEN航空券があるのはご存知でしょうか。

■FIX航空券 出発前に予め帰国の便を決めておく航空券を指します。購入後の変更はできませんので、旅行行程がはっきりと決まっている方に向いていますね。OPEN航空券よりも安く購入することが可能です。

■OPEN航空券 有効期限以内であれば帰国の便を変更することができる航空券を指します。長期間の滞在には帰国便の変更ができるほうが安心ですよね。ただし、変更できる分FIX航空券よりも値段が高く設定されています。また、繁忙期には希望の予約が取れないこともありますので、注意が必要です。

■FIX/OPEN航空券 帰国の日程を変更することは可能ですが、ルートの変更はできませんので注意が必要です。

航空券を手配する際は、それぞれの航空券の違いや、さまざまなサイトを比較して、ご自身に合う条件を見つけてくださいね。

荷物を送る

フランスで留学生活を送るとなると、それなりの荷物を現地に持っていくことになります。もちろん留学期間にもよりますが、長期になればなるほど荷物は増えてしまいますよね。スーツケースと手荷物だけでは、必要なものを全てフランスへ持っていくことができず、別途送付する必要が出てくる場合もあります。渡仏前に荷物の準備を済ませておきましょう。

渡仏前に滞在先の住所が決まっている場合は、日本にいる間に送ってしまうという手もありますが、荷物だけ先に送ってしまうとトラブルの元になる可能性も考えられます。もしも先に荷物を送りたい場合は、必ず送り先の方へ連絡を取り、許可を得ましょう。

ご家族や手配をしてもらえる方が近くにいる場合は、ご自身が滞在先に到着してから荷物を送ってもらうようにすると安全です。

また、国や地域によっては送ることができない荷物もあります。フランスの禁制品として魚の缶詰や食料品などが当てはまりますので、こういった品物は返送されてしまう可能性があります。

注意するとすれば、送り方によって荷物の到着までの日数が異なってくること。または送る手段によって安全性が異なってくることが挙げられます。主な送付手段を以下に紹介しますので、準備の際の参考にしてください。

郵便局:航空便

郵便局の航空便を使って送る方法だと、飛行機で輸送するため比較的送料は高くなってしまいますが、3日~1週間程度で到着します。

郵便局:SAL便

SAL便での荷物送付は、航空貨物の空きに載せて荷物を送るため(航空便は優先的に載せられるため、早く送ることができる)、2週間程度と航空便に比べて輸送時間がかかります。その代わり、料金は航空便に比べて安いのが特徴です。

SAL便は空きスペースの有無によって、送付にかかる時間が大きく異なります。

郵便局:船便

船で荷物を送る方法です。船便は送料が最も安く設定されています。ただし、荷物が届くまでに1~3ヶ月程度と非常に時間がかかってしまいます。船便を利用する場合には、時間の余裕を持って手配をしましょう。

郵便局:EMS(国際郵便サービス)

郵便局から提供されているサービスでEMSという輸送方法があります。EMSは、国債郵便の中でも最も配送スピードが速く、2~4日程で荷物が送られてきます。急ぎで必要な品物などがある場合にはとても助かりますよね。

http://www.japanpost.jp(日本郵政ホームページ)

民間の宅配会社

郵便局以外にも、民間の宅配会社を利用する方法もあります。料金や荷物の輸送日数は、取り扱う宅配会社によって異なります。日本の会社が請け負う場合は、安心感がありますよね。様々な引っ越しパックなど、会社によってオプションがあるので、ご自身の状況に合わせて比較検討しやすいかと思います。

留学の予算や現地に持参したいものを考慮した上で、こちらを利用するのも有効ではないでしょうか。

http://www.y-logi.com/service/kaigai/service/ryutaku/index.html(ヤマト運輸)

http://www.fedex.com/jp/(FedEx日本)

http://www.sagawa-exp.co.jp/service/h-kokusai/(佐川急便)

http://www.nittsu.co.jp/global/service/(日本通運)

海外へ荷物を送る方法はご紹介したとおり、いくつかあります。日本ではとても丁寧に荷物を送り届けてもらえますよね。

当たり前のことになっているので忘れがちですが、これほど丁寧に荷物を扱ってもらえるのは日本くらいです。海外では、ダンボールが破れていたり、品物が壊れていたりすることも珍しくありません。

割れ物や電化製品などを送る場合には、しっかりと梱包を行う必要があります。また、必要最低限のものだけ送るようにすると送料の節約にも繋がります。