シンガポールの生活情報や医療事情

シンガポールの基礎知識

名称 シンガポール共和国 日本国(ご参考)
面積 716㎢ 37万8,000㎢
人口 約561万人
(うちシンガポール人・永住者は397万人。2017年6月)
1億2,659万人
首都 シンガポール 東京(人口1,383.2万人)
通貨
(2017年9月)
シンガポールドル
(1S$=81.23円)

(1米ドル=112.62円)
時差 -1時間
言語 国語はマレー語
公用語として英語、中国語、マレー語、タミール語
アルタイ語系の日本語
民族 中華系74%、マレー系13%、インド系9%、その他3% アジア人種の日本民族・朝鮮人・中国人・北海道に少数のアイヌ人
宗教 仏教、イスラム教、キリスト教、道教、ヒンズー教 仏教・神道・キリスト教
気候 高温多湿の熱帯雨林気候。一年を通して大きな気候の変化がないが、特に6~8月が最も暑くなる。10~3月が雨季となり、この時期はスコールが多くなる。 南部は温帯気候、北部は冷帯気候。モンスーンの影響が強く、6~8月は南東モンスーンにより多量の雨がもたらされる。11~3月は大陸からの北西モンスーンにより、北部は厳しい寒さとなり、日本海に面した地域には多量の雪が降る。
代表的な
都市の気温
通年 30℃
東京:
0℃/9℃(1月)
22℃/29℃(7月)
(最低気温/最高気温)
電化製品
電圧:
230V
プラグタイプ:
B3、Bf
電圧:
100V
プラグタイプ:
A
在留邦人数 36,423名(2017年10月現在)

出国・入国するときの注意事項

下記は2018年8月現在の情報です。最新情報については、外務省・在⽇シンガポール⼤使館等のウェブサイトを参照してください。

査証(ビザ)

観光、商用を目的とした旅行で、かつ、3か月以内の短期滞在は査証不要です。入国時には14~30日間の滞在許可印が押されますので、必ず滞在日数を確認してください。それ以上滞在する場合は、許可期限前に短期滞在延長許可の手続きを行う必要があります。この手続きを行わないと、不法滞在となり、出国の際に罰金刑の対象となり得ますのでご注意ください。なお、移民検問庁(ICA)のホームページ上で延長手続きが可能ですので、詳細については、ICAのホームページをご参照ください。

シンガポール入国のためには旅券の残存有効期間が6か月以上必要です。また、シンガポールから周辺国に入国する際にも同様に、入国に際し一定の旅券の残存有効期間が必要なケースがありますので、十分ご注意ください。

出入国審査

入国審査時に「出入国記録カード」に滞在許可期間を押印されるので、同カードを紛失しないように注意してください。

2016年4月20日よりシンガポールを訪問する方については、港湾及び国境検問所において、入出国審査時、指紋の採取がされることになりました。この手続きの詳細についてはICAのホームページをご参照ください。

外貨申告

シンガポール出入国の際に、合計2万シンガポール・ドル(または相当額外貨)以上の有形通貨(硬貨及び紙幣)または無記名の譲渡可能証券(トラベラーズ・チェック、小切手、約束手形など)を所持している場合は、申告が義務付けられています。虚偽の申告をした場合は所持金没収ないしは罰金・禁錮刑に処せられることもありますので注意が必要です。詳しくは、シンガポール・チャンギ国際空港のホームページ等でご確認ください。

通関

  • シンガポール・チャンギ国際空港及びセレター空港発の全航空路線において、液体物(飲料、化粧品等用途にかかわらずその形態が液体であるものに加え、ジェル類、エアゾール等を含む。マンゴープリンが没収された例もあります)の航空機内への持込が制限されています。
  • 入国の際に携行するたばこは、量に関係なく課税対象になります。たばこを所持していながら申告しなかったため多額の罰金を徴収されたケースが多発しています。たばこを1本でも持ち込む場合は、申告品がある場合に通過する赤い通関路(レッド・チャンネル)で申告してください。
  • 麻薬、ポルノ雑誌、ポルノフィルム、鉄砲(空の薬きょうを含む)、武器、刀剣類の他、海賊版CD、チューインガムは輸入が禁止されているのでご注意ください。
  • 医薬品を持ち込む際には、無用なトラブルを避けるためにも、医師による処方箋(英訳)を携行するようにしてください。なお、持ち込み禁止の規制対象物は、健康科学庁のホームページをご参照ください。

現地に到着したら

在留届

旅券法第16条により、外国に住所または居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、住所または居所を管轄する日本の大使館または総領事館(在外公館)に「在留届」を提出するよう義務付けられています。住所等が決まりましたら、必要事項を記入の上、速やかに最寄りの在外公館へ提出してください(世帯ごとに届出をすることもできます)。
提出はFAXまたは郵送、インターネットで可能です。提出にあたっては、「在留届」用紙の注意事項をよく読んで提出してください。

  • 住所その他届出事項の変更およびシンガポールを去る(一時的な旅行を除く)ときはその旨の届出(変更および帰国届)を行ってください。

在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者(海外旅行者・出張者など)についても、現地での滞在予定を登録できるシステムとして、2014年7月より外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています。登録者は、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざというときの緊急連絡などの受け取りが可能です。

注意が必要な生活環境

各種取締法規

麻薬

シンガポールでは、麻薬の所持、密売等につき厳しい取締りが行われています。一定量以上の所持、密売、密輸入等には死刑が科せられることもあり、また、微量の所持、密輸入でも重罪となります。特に麻薬類を所持していた場合、所持人自身が自らの潔白を証明できない限り有罪となります。
なお、従来シンガポール政府は、いったん刑が確定した場合、外国政府や関係者等から減刑要請があっても認めないとの方針を貫いています。麻薬等の「運び屋」に仕立てられることを避けるためにも、自分の荷物は責任を持って携行するとともに、他人の荷物を安易に預からない等の注意が必要です。

銃器

銃器に対する規制は厳しく、所持、密輸入、使用等には重い罰則が規定されており、また、厳しい取締りが実施されています。拳銃を発砲したことで死刑に処された例もあります。

わいせつ行為

わいせつ行為は厳しく取り締まられており、すべてのわいせつ行為は犯罪として警察に通報され、逮捕された上で、裁判を経て罰金、禁錮等の刑罰が科されます。機内、空港、レストラン等で女性の体に触れたことにより逮捕されたケースもあります。

飲酒

2015年4月1日から、シンガポール国内の「公共の場」(駅、道路、歩道、公園、広場等)における、午後10時半から午前7時までの飲酒が法律(酒類規制法)で禁止されています。法律に違反した場合、最高1,000シンガポールドルの罰金が科され、再犯の場合最高2,000シンガポールドルの罰金または最高3か月の禁錮刑に処せられます。

喫煙

禁煙運動が盛んで、空調設備の有無にかかわらず、公共施設内(レストランも含む)はすべて禁煙となっています。特にレストランでは、違反すると客と店の双方が処罰の対象になります。その他、ショッピングモール、地下道、タクシー乗り場等公共の場所も禁煙となっています。

「少年」と「未成年」

法律上「少年」または「未成年」として様々な配慮や保護を受けることができる年齢は15歳までで、16歳以上の年齢に達すると(若干配慮や例外はあるものの)、罪を犯せばほぼ成人と同様に扱われ、犯した罪によっては新聞に実名や顔写真を公表され、監獄への収監やむち打ち刑に処せられる場合もあります。また、7歳以上は刑事罰の対象となります。中学、高校の年齢の少年が万引きをした場合でも、店側に発見され警察に通報されれば、まず間違いなく逮捕されます。ただし、逮捕後そのまま拘束されて起訴されるか、保釈されて不拘束で取調べを受けるかはそれぞれのケースで異なります。

その他

  • ゴミのポイ捨て禁止、販売目的のチューインガムの国内持込み禁止などシンガポール特有の禁止行為が数多く存在しています。
  • 落書き、ビラ貼り、タンやつばの吐き捨て、たばこやゴミの投げ捨て、MRT(電車・地下鉄)内での飲食、蚊の発生を防止しないこと、禁煙区域における喫煙、水洗トイレの水を流さないこと等、幅広い行為に対して高額の罰金が課せられる可能性がありますのでご注意ください。
  • 万引き行為に対する処罰は厳しく、万引きを行った者は警察に通報されて逮捕され、裁判を経て罰金、禁錮等の刑罰が科されます。
  • 路上等で楽器演奏やパフォーマンスを行って寄付を求める行為は当局の許可が必要であり、無許可で行うと逮捕されることがあります。
  • 凶器を使用した傷害、恐喝、集団暴行、器物損壊、密入国等、国家の治安上の脅威と認識する特定の罪を犯した者に対し、懲役刑と併せてむち打ちの刑が処せられることがあります(50歳以上の高齢者と女性は免除)。
  • 国家の治安対策上必要と認められた場合は、一定の手続きを経て、組織犯罪構成員や麻薬の常習密売人等を、司法裁判制度枠外で一定の期間監獄に収監する、または当局による監視下に置くことも法律により認められています。

風俗・習慣・国民性

シンガポールにおける宗教は、仏教、道教、イスラム教、キリスト教、ヒンズー教が主なものです。信者は、その宗教戒律によって食を禁止されている食物もあるので、会食などの際には注意が必要です。また、国民の多くが習慣や風習を尊重する厚い信仰心を持っています。うかつな言動が誤解を招くこともありますので注意が必要です。

健康・医療

シンガポール 医療事情
(ジェイアイ傷害火災調べ 2016年8月時点)

項目 内容 日本(ご参考)
救急車の料金
①公営:
無料
②民営:
通常利用しない
6,100~11,400円
無料
通常利用しない
初診料 6,700円~9,000円 2,820円
病院部屋代
(1日当たり)
①個室:
30,000円
②ICU:
64,800円
30,000円~100,000円
80,000円~100,000円
虫垂炎手術の治療費
①総費用:
1,110,500円~1,676,600円
②平均入院日数:
2日
600,000円
4日間
骨折時の治療費
(橈骨末端閉鎖性骨折)
34,300円~53,300円 20,000円
ファミリードクター制度 あり
  • 緊急時を除き、(歯科等一部を除き)全科診察可能な医師の診察を受け、その後必要に応じ専門医へ紹介
なし
  • 初診から専門医の受診が可能(ただし、総合病院等で紹介状が必要な場合あり)
乳児死亡率
(1,000人当たり)
2人 2人
平均寿命 83歳 84歳
協力:Japan Green Clinic 聖路加国際病院
注意事項
  • 全体
    • 海外では自由診療となるため、治療費は受診する医療機関や治療内容等によって大きく異なります。一覧は目安として下さい。
    • 日本人旅行者が利用することが多い私立の医療機関を中心に調査しているため、その国一般の相場と異なる場合があります。
  • 項目別
    • 1.
      公営の救急車は原則行き先を指定できません。距離加算の記載がない場合は、原則同一市内の料金となります。
    • 2.
      初診時の最短時間(通常10~20分程度)の診察料となります。別途医療通訳費が必要な場合があります。
    • 3.
      部屋の使用料のみとなり、実際に入院する際には、その他に医師の診察料、薬剤費等が必要となります。
    • 4.
      腹膜炎を併発していない手術を想定しており、術式等は医療機関により異なります。
    • 5.
      転倒し、手をついた際に骨折しやすい箇所となります。レントゲン検査、固定処置を行い1回のみの外来診療を想定しています。
      (帰国後に継続治療を行うことを想定していますが、その治療費は含んでおりません)
    • 6.
      当該国の一般的な医療制度を記載しており、医療機関や緊急度合い等により記載と異なる場合があります。
    • 7.
      出典:世界子供白書2015<要約版>-日本ユニセフ協会
    • 8.
      出典:総務省統計局発行、総務省統計研修所編集「世界の統計2016」
  • 日本の医療事情
    • 詳細金額は医療機関の設備や治療内容等により異なりますが、概ねの理解をいただく目的で、一般的な料金を記載しています。
    • 治療費は、海外と比較する目的で健康保険利用の基準である1点10円かつ全額(10割)自己負担として算出しています。健康保険を利用し受診した場合の自己負担額は通常記載よりも低額となります。また、日本で健康保険を利用しない自由診療の場合は、医療機関により点数換算が異なります。
過去に発生した保険請求事故実例(シンガポール)
  • クルーズ船内の階段を歩行時に息切れを感じ下船し受診。肺気胸と診断され20日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。
    治療・救援費用 保険金支払額:
    10,540,000円
  • 階段で転倒し肘を強打。靭帯断裂と診断され9日間入院・手術。家族が駆けつける。
    治療・救援費用 保険金支払額:
    4,801,642円

医療事情

シンガポールは医療水準が高く、国策として外国の医師免許(条件付き)を認めており、ここ数年日本人医師も増えています。シンガポールの医療システムは基本的に英国方式を取っており、日本の医療システムと異なる点が大きく分けて3つあります。

一般総合医(GENERALPRACTITIONER)と専門医(SPECIALIST)

日本では初診の時から、内科、外科などの専門の病院に行きますが、通常シンガポールでは最初にG.P.と呼ばれる一般総合医のところに行きます(直接専門医のところに行くことも可能ですが、予約等が必要なため一般的ではありません)。大抵の病気はこのG.P.が治療してくれますが、病気や怪我の症状がG.P.の治療範囲を越え、より専門的な知識や治療が必要な場合は、G.P.が適切な専門医を紹介してくれます。シンガポールにある日系クリニックのほとんどはG.P.です。また、シンガポールでは医師全体の約60%がG.P.で、約40%が専門医という内訳になっています。

私立総合病院の経営システムと公立病院

日本では多くの医師が勤務医として1つの病院に所属していますが、シンガポールの私立病院では、OPENSYSTEMを採用しており、各専門医は病院内の施設をテナントとして借り受け、クリニックを開業しています。そして検査や処置、入院が必要な時は病院の施設を借りて行います。各クリニックのスタッフは医師が直接雇用しており、運営や診療方針もすべてその医師に委ねられています。つまりこれらの専門医は独立した開業医ということができます。一方、病院側は場所と設備を提供するとともに、緊急時に備え、常時緊急医と看護婦を待機させています。
したがって、支払いの際は、病院設備の使用料や薬代などは病院に、診察料や治療費などは担当医にと、別々に支払うことになります。
なお、公立病院は日本の総合病院と同じシステム(CLOSEDSYSTEM)で、医師もそれぞれの病院に所属しており、1つの病院で検査から治療、入院まですべて行うことができ、支払いも一度で済ますことができます。

医療保険制度

日本の医療は健康保険制度で成り立っており、薬の値段から検査、処置、入院にいたるまで細かく保険点数が定められているので、保険診療を行う限りどこの病院、医師のところに行っても料金は一律です。しかし、シンガポールでは自由診療の形をとっているので、料金は病院あるいは医師が自由に決めることができます。したがって、病院あるいは医師によって料金はそれぞれ異なります。
特に公立病院と私立病院とでは料金に大きな開きがあり、当然私立病院の方が料金は高くなりますが、その理由の1つには設備やサービスの違いがあるということもできます。

注意を要する病気

かかりやすい病気として、高温気候による皮膚疾患、風邪、気管支の疾患が挙げられます。皮膚病は身体を常に清潔に保つことで予防できますが、気候条件から風邪は治りにくいので注意が必要です。
最近ではデング熱の感染者が増えており、都市中心部において発生するケースもあります。デング熱は予防接種・ワクチンなどはなく、蚊に刺されないようすることが予防となります。屋内への蚊の進入を防ぎ、防蚊剤を使用する、服装はできる限り肌の露出を控えるなどを心掛けてください。

予防接種

予防接種の義務はありませんが、A型肝炎、B型肝炎及び破傷風の予防接種をお勧めします。

健康上、心掛けること

  • シンガポールは年間を通じて高温多湿な気候にあるため、著しく体力を消耗するので、十分な休養及び水分の補給が必要です。
  • 水道水は直接飲むことも可能ですが、一度煮沸させる方が無難です。レストランや屋台は、シンガポール環境省の定める既定により衛生ランクが「A」、「B」及び「C」の3種類に分けられ、店先に掲げられています(Aが一番衛生的)。
  • 例年5~10月に、Haze(ヘイズ/大規模に森林を焼くことにより生じる煙害)が発生する場合があります。シンガポール国家環境庁のホームページで発生状況を確認するともに、濃度に応じてマスクや空気清浄機を利用する、屋外活動等を控えるなどの対策をとってください。
海外⽣活不適応について

気候、⽣活習慣、⾷事、治安状況、⼈種、宗教、⾔葉の違いは、適応に相当な努⼒を要します。うまくいかないと不適応症候群となり、精神⾯のみならず胃腸系や循環器系に変調をきたします。きまじめなタイプや完全主義者に陥りやすい傾向があります。適応には時間がかかること、誰でも⼀度は通る道であることを認識してあせらないことが肝⼼です。疲れたときは無理せず、⼗分な休養、時には⻑期休暇が必要です。
特に家族で赴任されている⽅はご家族のメンタルヘルスにも気を配ってあげて、できるだけ不満や愚痴を聞いてあげるようにしてください。

交通事情

一般的な交通事情

シンガポールは道路もよく整備されており、左側通行などの交通ルールや交通標識等も日本と共通のものが多いため、一方通行道路が多いことなどに慣れれば違和感なく運転できるようになると思います。

ドライバーの運転技術やマナー、交通法規遵守度も東南アジアの他の国と比べると低くはないようです。ただし、車道の幅が広くスピードを出す傾向にある、車間距離を詰めて走る、合図を出さずに頻繁に進路変更する、歩行者が道を平気で横断するなどの問題もあり、交通事故の被害者あるいは加害者にならぬよう十分な注意が必要です。

また、日本と違って車の運転手が歩行者を優先することがあまりなく、日本と同じ感覚で道路を横断すると思わぬ事故に遭うことになります。また、道路の横断が法律で禁じられている場所もあることから、歩行者の方は不便であっても横断歩道や信号機のある交差点を渡るようにしてください。

飲酒運転について

飲酒運転は、判断力や注意力、運動能力を低下させ、大事故につながる危険な行為で、シンガポールでも大きな社会問題となっています。
飲酒運転で有罪が確定すれば、最低1年間は運転を禁止されることに加え、

  • 初回で禁錮6か月以下または1,000~5,000ドルの罰金
  • 2回目は禁錮1年以下及び3,000~1万ドルの罰金
  • 3回目では禁錮3年及び最大3万ドルの罰金

が科せられます。
飲酒運転で交通事故を起こした場合にはさらに罰則が重くなる上、被害者への慰謝料の支払いで莫大な借金を背負う恐れや、刑務所に入ることで職を失う危険性もあるため、飲酒運転は絶対にしないでください。

運転免許証について

日本の有効な国際免許証の発給を受けた場合は、シンガポール入国後1年間は、当該国際免許証に指定された車両をシンガポール国内で運転できます。ただし、シンガポールに1年を越えて滞在しようとする場合は、国際免許証の有効期間内に日本の運転免許証からシンガポール国内運転免許証に切り替えを行う必要があります。

なお、シンガポール国内運転免許証に切り替えの際は、交通警察の実施する交通法規等の学科試験(英語)に合格する必要があります。これは、シンガポールの交通法規等をよく理解してもらい交通事故を減少させる目的で導入された制度です。

交通事故について

交通事故の当事者となった場合、加害者、被害者双方にとり、心身ともに大変痛手を被ることになります。加害者となった場合には、刑事責任(監獄での服役、罰金)、行政責任(運転免許証の停止、取消し)、民事責任(被害者への賠償)といった3つの責任が科せられます。交通事故を起こさないよう平素から注意するとともに、やむなく交通事故の当事者となった場合は、あわてず冷静に対処することが必要です。

一次的な対処方法は、事故の態様や負傷者の有無等により異ますが、一般的に次のようなことに留意する必要があります。

  • 被害者の救護
  • 警察、救急への連絡
  • 交通の確保と現場状況の保存
  • 双方の運転者の人定事項、車両番号、連絡先の確認、記録
  • 目撃者、現場に居合わせた人、車両の記録
  • 保険会社への連絡・相談、所属する会社等への連絡

物損事故のように怪我人がなく軽微な事故の場合は、特別な場合を除き警察に届け出る必要はありませんが、所定のSAS(Singapore Accident Statement)を事故現場で当事者双方が作成し、24時間以内に保険会社、IDAC(Independent Damage Assessment Centre)、整備工場のいずれかに提出するとともに、加入している保険会社等に連絡し、その都度アドバイスを受けて相手側と交渉等を進めていくことになります。

車を運転する場合の注意事項

シンガポールの交通ルール、法規に早く慣れる

日本の交通ルールとは異なる点や日本人にはなじみのない交通標識等があります。シンガポールの交通ルールや規則を写真入りで解説したものが書店で比較的安価に入手できます。

制限速度を守る

スピードの出し過ぎは交通事故の原因となるだけでなく、事故による被害をより甚大なものにします。多車線で一方通行の走りやすい道路では、スピードを出しすぎる傾向があるので注意してください。

シートベルトの着用、携帯電話の使用

シートベルトは後部座席の場合も必ず着用し、同乗者にも着用させます。また、運転中の携帯電話は、ハンドフリー装置付きでなければ使用しない。日本と同様、運転中の携帯電話の使用には罰則規定もあります。

車間距離を十分保つ

シンガポールの運転者は、一般的に車間距離を詰めて走る傾向にありますが、追突事故を誘発する危険な行為ですので、特に雨天の際や高速道路運転中は十分な車間距離を保つ必要があります。最近、交差点の左折専用レーンにて右側から来る車両に気をとられすぎて前方の車に追突する事故も増えていますので注意してください。

歩行者の飛び出しに注意する

歩行者保護の施設(歩道、信号付きの横断歩道、歩道橋、ガードレール等)が十分に整備されておらず、歩行者の横断が禁止されているにもかかわらず、車の列を縫うように横断する場面が多くみられます。いつ、どこから飛び出してくるか分からないので、十分な注意が必要です。

オートバイとの接触、衝突に十分注意する

シンガポールでは、オートバイも多く走行しています。二人乗りもよくみられます。中には高速走行での車両間のすり抜け、追い越しなど危険な運転をするライダーも少なくなく、接触事故や衝突事故が多発しています。進路変更時は側面と後方にも十分に注意してください。

道路工事に注意する

建築ラッシュの影響でいたる所で道路工事が行われており、渋滞発生の原因となっています。十分な警告なしに車線が絞られていたり、強引な割り込みをする車がいたり、事故も少なくありません。道路工事区間では周囲の交通に注意を払い慎重な運転を心掛けるとともに、前方の車の流れをよく見て、不意の障害物にも慌てないようにしましょう。

横断歩道を渡る

歩行者が信号機のない交差点や道路、横断禁止の場所を横断中に事故に遭う件数が増加しています。歩行する場合は回り道でも、横断歩道を渡るようにしましょう。

子供の手は離さない

日本と比べ、赤信号の点灯時間が長いところがあります。こうした場所では、歩行者による信号無視が横行しています。そうした歩行者に連れられて、子供が赤信号を飛び出したり、道路の反対側に友達を見つけて突然飛び出すことも考えられます。特に、小さなお子様の手はできる限りつないであげてください。

安全に暮らすために

治安情勢(外務省海外安全ホームページより)

下記は2018年8月現在の状況です。外務省海外安全ホームページ等を活用し、常に最新の状況を確認するようにしましょう。また、滞在中は常に治安情勢の変化に気を配り、新聞、テレビ、現地人等の情報にも注意してください。

最新情報

現在、シンガポールへの渡航・滞在についてのスポット情報、危険情報は出ていませんが、外務省海外安全ホームページを参照の上、安全対策に心掛けてください。

テロについて

概況

シンガポールでは、安定した国内情勢及び治安対策を反映して、近年テロ事件の発生はありません。

各組織の活動状況

シンガポールにおいては、テロ組織、反政府武装組織や国際的なテロ組織の関連組織による顕著な活動は確認されていません。しかし、2015年に、過激化したバングラデシュ人労働者27人がテロ行為を奨励する集会を組織していたとして当局に摘発され、本国に強制送還されました。また、インターネット等を通じて過激化したとされるシンガポール人2家族が戦闘目的でシリアへ渡航していることが当局によって確認される事案が発生しています。

日本人・日本権益に対する脅威

シンガポールでは、これまでのところ、日本人・日本権益に対する差し迫った脅威に関する情報はなく、治安機関の信頼性は高いと評価されていますが、他の地域では、近年、シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や、パリでの同時多発テロ事件等が発生しています。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており、日本人・日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭う恐れもあります。

このような情勢を十分に認識して誘拐、脅迫、テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

誘拐について

シンガポールで発生した誘拐事件はわずかであり、日常的に発生している犯罪ではありませんが、それでも十分な注意と予防の心構えが必要です。一般的に誘拐は、誘拐する者(裕福と見られている家族の一員または資金のある企業の社員等)の選定→下調べ(一定の期間にわたる尾行や監視等の手段で行動の特徴や警備の状況を下見)→実行、というような段階で実行されます。

誘拐を防ぐには、自らの身は自ら守るという意識を持ち、誘拐の危険度に応じた対策(通勤時の安全対策、住居の警備強化、日常行動上の注意等の総合的な対策)をとることが重要です。

予防策
  • 外出時は、自分の子供の手をつなぐ等、常に目を離さない。
  • 人通りの多い場所、公衆のトイレ等へは、子供だけで行かせない。
  • 子供に知らない人物についていかないこと、助けを呼ぶ場合の最低限の表現(英語)などを平素からよく話して聞かせておく。
  • 近所だからといって幼少の子供達だけで外出させない。外出させる場合は必ず親がついていく。

その他一般犯罪の発生状況

シンガポールは安全な国と思われがちですが、市内のレストランやショッピングセンター、路上あるいは空港等でも、置き引き及びスリが頻発しており、パスポートや金品の盗難被害に遭う日本人旅行者が後を絶ちません。また、日本人が深夜路上で凶器を突きつけられ金品を奪い取られる強盗被害も発生したことがあり、警戒が必要です。

スリ

人通りの多いデパートやショッピングセンター、動物園等の観光地、酒場等の飲食店で、日本人観光客や在留邦人を狙ったスリや置き引き被害が発生しています。多くは、複数の外国人グループによる犯行です。

手口
  • 2人が被害者を前後から挟み、前者がコインやハン力チ等を被害者の目の前で落とし注意をそらせ、その隙に後者が金品等をすり取る。その後、第三、第四の共犯者に金品等がリレーされて全員がバラバラに逃走し、追跡を困難にする。
  • 背中にクリーム状のものをわざとかけ、親切を装って拭き取るふりをして金品等をスリ取る。
  • 被害者が買い物中に、背後からハンドバッグをカミソリ等で切り取り、中身を抜き取る。
予防策
  • 多額の現金、貴重品は持ち歩かない。
  • ズボンの後ろポケットなど、外から見えるところに財布を入れない。ウエストポーチやポシェットなどは、自分の前に抱えて持つ。
  • キャッシャー等での支払い時には、財布の中を他人に見られないようにする。前後に気を配り、後をつけてくる不審な人には注意を払う。
車上狙い

ショッピングセンターや自宅の駐車場に駐車していたところ、車の窓ガラスが割られたり、ドアやトランクルームがこじ開けられたりした上で、中に置いていた金品を盗まれる被害が発生しています。
また、ERP(電子道路課金制度)用のキャッシュカードが盗まれるケースも急増しています。

予防策
  • 車内に貴重品(荷物)を残さない。
  • ERPカードリーダーにキャッシュカードを差し込んだまま車を離れない。
  • トランクルームも安全ではない。車のトランクルームは貴重品があることを犯罪者は知っている。
  • 短時間であっても、ドアは必ずロックする。
  • 混雑を避けるためといえども、人気のない駐車階にはなるべく駐車しない。
詐欺

携帯電話やインターネットを使った詐欺事件は日本国内でも問題になっていますが、シンガポールも例外ではありません。日本では、そのような手口に踊らされるようなことはなくても、慣れない異国の地では、言葉や文化の違い等から、騙されてしまう可能性も高くなります。

手口
  • インターネットのサービス・プロバイダーを装い、ユーザーの個人情報を聞き出し、その後、ア力ウントを乗っ取り、同ユーザーに成り済ました上で、同ユーザーの友人に金銭的支援を要求し騙し取る手口。
  • SNSを利用し、宝くじが当たったと通知し、当選金の支払いを確実にするための登録料や各種税金を支払うよう要求する手口。
  • 家族を誘拐したと嘘の電話を入れ、身代金を騙し取る手口。
予防策
  • 不審なメールや身に覚えのない事を通知するメールは無視すること。
  • 身に覚えのない宝くじの当選通知は無視すること。
  • 誘拐に伴う身代金の要求については、まずは落ち着き、可能であれば、誘拐されたとする家族に連絡をとること。また、不用意に自らの身分事項や住居地を明かさないこと。
強姦、強制わいせつ(痴漢)

シンガポールでは性犯罪の発生率は日本以上となっており、女性、子供は十分な注意が必要です。
最近では、若年者に対する性犯罪被害が増加傾向にあり、警察が注意するよう呼び掛けています。犯人は顔見知りのケースが多く、知人、使用人、出入り業者といえども、油断は禁物です。

予防策
  • 大胆に素肌を出した服装、派手な服装は避ける。
  • 夜間の一人歩きは避け、複数で行動する。
  • 夜間人通りの少ないところは出歩かない。
  • エレベーターを利用するときは、男性と2人だけの同乗は避け、必要に応じて途中であっても降りる。子供1人でエレベーターを利用させるときも注意が必要。
  • 子供だけでデパートのトイレに行かせたり、子供だけを人の集まる場所に残し、その場を離れたりしない。
  • 学校や塾の送迎バスを利用する際には、集合地まで家人が送迎する。
住居侵入盗

留守中の住居に侵入して、金品を盗む手口が依然として多発しています。海外旅行等長期に留守をしていた間の被害に限らず、ほんの数時間だけ不在にしていた間の被害も多くみられ、手口もピッキングから扉のこじ開け、蝶番をはずすものまで様々です。また、犯人が留守宅と思いこみ侵入したところ、屋内に居た家人とはち合わせとなり、居直り強盗に発展する可能性もあります。後述の「防犯対策」を参考に、扉の補強等住宅の安全対策を講じることが望まれます。

強盗

典型的なケースとして、侵入強盗とエレベーター内や路上での強盗があります。侵入強盗は、鍵のかかっていないドアから侵入したり、セールスマンを装って住居内に侵入し、強盗を行う手口です。また、アパートや雑居ビル、人の出入りが少なくなった時間帯のデパートのエレベーター内における被害が多発しています。

強盗被害を避けるためには、見知らぬ人に対してまず警戒するようにしてください。もし不幸にして被害にあった場合には、無理に抵抗せず、相手の人相や着衣などを覚えた上で警察に被害を届け出てください。

殺人

2010年10月、市街地で在留邦人が殺害される事件が発生しました。日本と比べ発生件数は少ないものの、シンガポールでも殺人事件は発生しています。

犯人と被害者が顔見知りでない、いわゆる無差別殺人のケースはあまりみられませんが、2010年中には、不良少年グループ間の争いが殺人事件に発展した例があり、被害に巻き込まれないようにするためにも、トラブルが発生している現場に遭遇した際には、いち早くその場から離れることが大切です。また、日本でもそうですが、酒場や娯楽施設が軒を並べる歓楽街は、他の地域に比べて窃盗や暴行事件の発生頻度が高い傾向にあるとみられることから、必要以上の長居は禁物です。

防犯対策

住居地と建物の選択

シンガポールで住居地を選択するにあたっては、不動産会社、会社、知人等から、周辺の環境や犯罪の発生状況など、防犯上のアドバイスを参考とすることが望ましいでしょう。物件選定に関しては、次のチェックポイントを参考にし、必要に応じて室内の防犯対策の強化(例えば、鉄柵を窓に付ける、錠前を強固なものに取り替えたり、二重三重にする等)を検討します。
また、シンガポールは高層物件も多く、幼少の子供にとっては危険な構造をもつ物件も少なくありません。万が一の事故を防ぐためにも、物件選びの際には、子供の視点に立った見方も大切です。

  • 複数の守衛が24時間配置されているか。
  • 第三者が勝手に出入りできないよう、塀やフェンスの高さ、強度などが十分か。
  • 出入口、駐車場が守衛の巡回、防犯カメラ等によるモニタリングなどで十分警備されているか。
  • 敷地周辺の夜間照明が整っているか。
  • 周辺に、不審者が身を潜めるような場所、死角はないか。
  • 室内の窓等が子供でも簡単に開閉できてしまう構造になっていないか、誤って飛び出してしまうような位置にあったり、そのような構造になっていないか。
住宅(外周、内部)部分

住宅部分は万が一の事態の際には、最後の砦となる重要な場所です。入居に際しては、細かくチェックを行い、防犯対策上不足と感じたところは、不動産会社や家主と相談し、対策を施すことが望まれます。以下の点をチェックするとよいでしょう。

  • 扉、窓は丈夫な構造か。
  • のぞき穴、インターホン、テレビ監視装置等、訪問者を確認する手段があるか。
  • 玄関ドア、勝手口扉の強度、2つ以上の錠前、しっかりした防犯チェーンがついているか。
  • 不審者が侵入可能な箇所はないか(低層部では特に注意が必要)。
  • 就寝中や、家人が在宅中に犯人が押し入ってこようとする場合を想定して、一時的に家人が立てこもり、警察等への通報が可能な避難室(主寝室など)を選定しておき、扉の補強、鍵の取付け、携帯電話を持ち込んで就寝するなどの措置を講じておく。
生活上の留意事項
  • 家の中に多額の現金、高価な装飾品等を置かない。
  • 緊急時の連絡リストは電話機のそばなど必要な場所に常備しておく。
  • 電話をとる際、こちらから名乗らない。不用意に住所等を教えない。
  • 間違い電話に対して、こちらから番号を教えない。
  • 平素から家族と安全対策について話し合い、住居に異常があった際の行動を打ち合わせておく。
  • 特に子供に対しては、来訪者に対する警戒、電話応対時の注意、親がいない際の注意事項(助けを呼ぶために最低限必要な連絡先、連絡方法等)を教えておく。
  • 現金や装飾品を室内に放置する等、使用人に隙(犯罪を誘発する環境)を見せない。
  • 使用人に対し、安全上の心得を機会あるごとに教育し、来訪者の対応要領、電話対応時の注意等を徹底しておく。また、家人不在時の緊急連絡先を連絡しておく。
  • 使用人の外出、休日の行動、心情の変化を掴むよう心掛ける。
  • 業者などが事前に連絡なく突然訪問してきた場合などは、安易に中に入れず、身分証明書等の提出を求める(知らない相手を室内に入れる場合、シンガポールでは相手に対して失礼なことではありません。身分証明書は常時携帯の義務があります)。また、室内を勝手に歩き回らせない(特に相手が複数の場合、守衛や近所の知人に応援を頼み、行動を常に監視下に置いておく)。
  • 業者が帰った後、なくなったものがないか、閉めていたはずのドア、窓の施錠が勝手に開けられていないか等十分点検する(点検をしておかないと、開いたドアから後日侵入される恐れもあります)。
  • 守衛等に安易に旅行日程を告げない(守衛といっても必ずしもすべてが信頼できるとは限りません。過去、窃盗団の手引きをしたため逮捕されたという事例もあります)。
  • 信頼できる知人、隣人がいる場合は、新聞、郵便物等の回収をしてもらう等、長期不在であることを周囲にわからないようにする。
  • 長期間の外出の際、夜間はタイマー式点灯装置等により在宅サインを見せる手法も有効です。

不測の事態が発⽣したときには、家族等の依頼を受け⼤使館より安否確認の連絡をする場合がありますので、滞在先等は必ず家族に連絡しておく等、常に所在を明確にしておくようにしてください。
⾮常事態が発⽣したと思われるような場合や、外出中に不測の事態に遭遇した場合は、⾃宅か職場等の安全な場所に戻り、事態が静まるまで待機してください。また、必ず⽇本国⼤使館に連絡してください。

緊急時の連絡先

安全のために、普段から予防対策を心掛けておくことが重要ですが、いざ事が起こったときのことを想定して、その時に被害を最小限にするための対策を講じておくことも大切です。緊急連絡先はメモしておき、家族それぞれが持つような努力が必要です。

警察・消防・救急

  • 警察:TEL 999
  • 消防署:TEL 995
  • 救急⾞:TEL 995
  • 出典:
    損保ジャパン・SOMPOリスクマネジメント『海外生活を安全におくるために August2018』
    ジェイアイ傷害火災保険株式会社 『海外での医療事情』

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